録音モード

録音したものはすべて、新しいクリップの中に保管されます。複数のトラックに一度に録音した場合、各トラックに1つずつのクリップが作成されます。すでにクリップのあるトラックに録音した場合、既存のクリップをどのように処理するか、3つの録音モードから選ぶことができます。プロジェクトをセーブすると録音モードの設定もいっしょに保存されます。

表 40.  

録音モード	録音待機ボタン	動作
コンピング		録音の際、以前にトラックに録音したデータを聞くことはできません。録音が終了すると、新しく録音されたデータが再生され、その他すべてのテイクは新しい録音が再生されている間タイムミュートされます。
上書き		選択したトラック上の既存のデータが新しく録音されたデータに置き換えられます（上書きされます）。つまり、既存のクリップは消去され、その上に新しくデータが録音されます。録音の際、既存のクリップの音を聞くことはできません。
サウンドオンサウンド		既存のデータは残り、新しいデータとミックスされます。つまり、トラックにある既存のクリップはそのまま残り、新しく録音されたデータはすべて新しいクリップに保管されます。録音の際、既存のクリップの音を聞くことができます。
オートパンチ		パンチイン、パンチアウトタイムの間だけ録音されます。オートパンチはコンピング、上書き、サウンドオンサウンドのいずれかのモードで使用できます。

録音モードの選択方法

次のいずれかを実行します。

録音ボタン を右クリックして録音設定を開き、目的の録音モードを選択します。

録音ボタン をクリックして少しの間押し続け、ポップアップメニューから目的の録音モードを選択します。

編集 > 環境設定 > プロジェクト > 録音を選択して目的の録音モードを選択します。

SONARはそれぞれのプロジェクトで録音モードを保存しますので、それぞれのプロジェクトで違った録音モードを保存することができます。